突然ですが、「多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」という病気を聞いたことがありますか?
多嚢胞性卵巣症候群、通称PCOSは若い人の排卵障害のもっとも多い原因として知られています。

通常より卵胞が発育するまでに時間がかかるため、なかなか排卵しないことを言います。
排卵に時間がかかるということは、「妊娠しづらい」ということですから、PCOSは不妊の原因としても考えられています。

これらに当てはまるものが多ければ多いほど、PCOSの可能性は高いと言っても良いでしょう。
痛みや出血などの自覚症状はないので、なかなか気付きにくいかもしれません。

さて、PCOSの原因ですが、「卵巣内の男性ホルモン量が多い」ことが挙げられます。
男性ホルモンとは黄体化ホルモンのことで、ニキビが多くなるのは黄体化ホルモンが多いためだと言われています。

この黄体化ホルモンと血糖値を下げる働きのあるインスリンが、通常よりも強く作用してしまうことがPCOSの原因です。

黄体機能不全と基礎体温

「黄体機能不全」は、不妊の原因としてもっとも多いとも言われています。
普通、女性の卵巣内で卵胞が十分に発育すると、脳下垂体から「黄体化ホルモン」が分泌されます。

これにより通常16~24時間後に排卵され、卵巣内に「黄体」という組織が作られます。
この黄体は黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜を暑くするなどの妊娠準備を行うのですが、これがうまく働かないことを「黄体機能不全」というのです。

黄体機能不全の場合、受精卵となっても着床しにくかったり、流産する確率が高くなると言われているのです。
黄体機能不全には自覚症状はないのですが、基礎体温をつけていると分かるかもしれません。

ここで、「黄体機能不全」が疑われる「基礎体温の特徴」をご紹介します。

などが挙げられます。

妊活中の人なら、おそらく毎日基礎体温を測っていると思います。

基礎体温のグラフを、一度見直してみてください。
もしこれらに当てはまる波形であれば、「黄体機能不全」が疑われますので、基礎体温のグラフを持って産婦人科へ相談へ行きましょう。